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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(703)仲良しのつがいが不仲に ハゴロモヅル 

2022.3.17 0:22
ハゴロモヅル
ハゴロモヅル

 

 山口県周南市の徳山動物園にあるフライングケージの中では、いろんな鳥が自由にえさを食べたり、歩いたり、木にとまったりしている。
 全部で何種類ですか? 担当の田中あすかさんに聞くと「鳥が9種。それとカメが2種類です」。
 フライングは「飛行」という意味だから、鳥にばかり目が行っていたけれど、たしかにクサガメとニホンイシガメもいる。

 「子どもたちにはカメが人気です。身近な生きものだし、子どもの目の高さに近い地面の方にいるからかなって思います」

 目の前に大きな鳥が近づいてくる。灰色に、うすい青がまじったような色。頭のあたりは白く、ピンクがかったくちばしの色もきれいだ。おしりのあたりの黒い羽が長くのびて地面につきそう。

 「ハゴロモヅルです」と田中さん。地面につきそうな羽が、天女の羽衣(はごろも)みたいだから、この名前になった。

 アフリカ南部にいて、南アフリカ共和国の国鳥にもなっている。草原にすみ、夜は水辺で休む。でもそんな土地が少なくなって、数がすごく減っているそうだ。

 ここにはいるのはオスとメス。「前はすごく仲が良くて、ひなが何羽も生まれたんです」。でもいつからかオスがメスをさけるようになった。理由はわからない。

 仲直りして、ひなをたくさん育ててほしいな。(文・写真、佐々木央)=2021年12月配信

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