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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(693)ラトビアから日本の3園館だけに来た オウサマゲンゴロウモドキ

2022.1.27 11:00
オウサマゲンゴロウモドキのオス(アクアマリンいなわしろカワセミ水族館提供)
オウサマゲンゴロウモドキのオス(アクアマリンいなわしろカワセミ水族館提供)

 

 水槽に「国内初展示」と書いてある。福島県猪苗代町のアクアマリンいなわしろカワセミ水族館。ゲンゴロウたちが泳いだり、水の中の木に止まったりしている。説明によると、オウサマゲンゴロウモドキという種だ。

 「モドキ」と付くから、もしかしたらゲンゴロウとは別なのかと思ったら「ゲンゴロウの仲間の中にゲンゴロウモドキ属というグループがあって、これも立派なゲンゴロウの仲間です」とチームリーダーの平沢桂(けい)さん。

 しかも、世界で生きているゲンゴロウの中で最大だそうだ。「体長はふつうのゲンゴロウより少し大きいだけですが、横はばが広いのでより大きく見えます」

 ヨーロッパ北部にいるけれど、数が減り、絶滅が心配されている。いま生き残っているラトビアという国と日本の研究者が協力する中で、日本で飼育して、増やしながら飼育技術の開発を進めることになった。

 その施設して選ばれたのが、石川県ふれあい昆虫館と山梨県の北杜市オオムラサキセンター、そしてここだ。

 平沢さんは子どものころからゲンゴロウが大好き。

 「生きているオウサマゲンゴロウモドキを見たいというあこがれがありました。一生見ることはできないかなって思っていたら、こういう機会をいただけて、ものすごくうれしいです」(文・佐々木央)=2021年9月配信

オウサマゲンゴロウモドキのメス(左)とオス(アクアマリンいなわしろカワセミ水族館提供)
オウサマゲンゴロウモドキのメス(左)とオス(アクアマリンいなわしろカワセミ水族館提供)

 

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