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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(689)尾羽を上下に動かす理由探して キセキレイ 

2022.1.17 12:00
木の枝にとまるキセキレイ
木の枝にとまるキセキレイ

 

 福島県猪苗代町のアクアマリンいなわしろカワセミ水族館の「川のいきもの」のエリア。ガラスごしに見える風景は、本物の谷川のようだ。

 岩の上に、長く細い尾羽が目立つ鳥がいた。せなかは黒と灰色、胸のあたりは黄色みをおびる。
 キセキレイと書いてある。セキレイという鳥の仲間で、黄色みがあるから、そうよぶらしい。

 担当の石井桃子さんに「ここには2羽ですか?」と聞いたら「3羽ですよ」と言われた。

 いっしょにさがした。「こことあそこと…ほらあっちにも」。奥にいるのを見落としていた。

 「ひなの時、ヘビにおわれていたのを、たまたま見つけて保護しました」。といっても、野生のキセキレイを勝手につかまえることはできない。その前にちゃんと許可ももらっていたそうだ。

 1週間ぐらいは、石井さんたちがえさをやって育てた。じゃあ、お母さんだと思ってるのかな。

 「いいえ、自分でえさを食べられるようになったら親ばなれするので、そんなに近い距離感じゃありません」

 石井さんがおもしろいことを言いだした。「尾羽をピコピコしてるでしょ」

 ほんとだ、時々、尾羽をピコピコ上下させる。

 「かわいいでしょ。でもどうしてああいうふうにするのか、わかっていないんです。みんなが見に来て、理由が分かったら教えてください」(文・写真、佐々木央)=2021年9月配信

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