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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(662)命を守るためがんばる ウミガメ

2021.12.6 11:00
いろんな魚がいる中をゆうゆうと泳ぐ
いろんな魚がいる中をゆうゆうと泳ぐ

 

 ウミガメが前足を広げて、はばたくように泳いでいく。こっちに1匹、おくの方にも1匹。千葉県鴨川(かもがわ)市の鴨川シーワールドにあるトロピカルアイランド。

 担当の吉村智範(とものり)さんによると、ここにいるのは5匹で全部2018年生まれだ。

 じゃあ、まだ赤ちゃんですか? 

 「いいえ、甲羅の長さが約40センチ、体重が約12キロで、赤ちゃんというより子ガメです。甲羅の上にごつごつした突起があるのが子ガメの特徴で、大人になるとすべすべになります」

 このカメたちは保護個体(ほごこたい)だそうだ。どういう意味だろう。

 鴨川のあたりの海岸では毎年のようにアカウミガメが産卵する。「でも卵が水没したり、流されたりしそうな場所に産んでしまうことがあるんです。そういうとき、安全な場所に移したり、鴨川シーワールドの『ウミガメの浜』で保護したりします。そこで生まれたカメなんです」

 2018年は保護した卵から187匹ふ化した。「ここで育てている以外のカメたちは海に放流して、大海原に旅立って行きました」

 産卵の時期になると、シーワールドの魚類担当の人たちは毎朝、海岸をまわり、産卵場所があぶなくないか、たしかめる。安全な場所なら、まわりを竹で囲ったりりする。ウミガメの命を守るためにがんばっているんだ。(文・写真、佐々木央)=2021年2月配信

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