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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(657)繊細なすがた、空も飛べる ミズカマキリ 

2021.11.30 11:00
水中のミズカマキリ
水中のミズカマキリ

 

 岩場のように石でかこまれた水槽に水草が生え木のえだも入っている。「ミズカマキリ」と書いてあるけど、どこに? 水中をじっくり見ると…いた! 細い木の枝だと見まちがえていた。
 千葉県鴨川(かもがわ)市にある鴨川シーワールドのエコアクアロームというエリア。3匹見つけたけれど、もっといますか? 担当の武井洋子さんに聞くと「6匹います」と教えてくれた。じゃあ、もっとさがさなくちゃ。
 武井さんは小学生のとき、夏休みの自由研究で飼育した。学校のプールで見つけたそうだ。「水田や池、沼、防火水槽などにもいる身近な生きものです」
 形は似ていてもカマキリの仲間ではなくて、カメムシの仲間。武井さんはとても魅力的だと話す。
 「まずこの形がすてきです。同じ水生昆虫のタガメなどにくらべると、繊細(せんさい)なすがたでしょう」。繊細というのは、ほそく、こまやかなこと。たしかに、模型を作るとしたら、丸くてずんぐりしたタガメより、ずっとこまかな仕事になりそうだ。
 「それにつぶらなひとみもかわいい。空を飛ぶこともできます」。だからプールや防火水槽にもいるんだ。
 おしりの方に長く長くのびているのは「呼吸管といって、息をするための管です」。自然は不思議なすがたの生きものを生みだすと思った。(文・写真、佐々木央

水面近くのミズカマキリ
水面近くのミズカマキリ

 

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