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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(632)肉食獣の気持ちが分かる グラントシマウマ

2021.10.26 11:15
この右側にもシマウマがいっぱい
この右側にもシマウマがいっぱい

 

 たくさんのシマウマが屋根の下に集まってえさを食べている。全員、おしりを向けているので、ごちゃごちゃして、どれがどれだかわからない。

 埼玉県宮代町(みやしろまち)の東武動物公園の「アフリカサバンナ」。いったい何頭、いるんですか?

 園の下康浩(しもやすひろ)さんに聞くと「13頭です。ここにいるのはグラントシマウマという種です」と教えてくれた。
 運動場にキリンもいる。キリンの方が大きいけれど、数はシマウマが多い。けんかになったりしませんか?

 「いいえ、キリンの方が強いし、えさを置く場所も分けていますから」。えさの内容もちがい、同じ牧草類でも、キリンはカロリーの高いマメ科の植物、シマウマはイネ科が中心だ。

 「運動場が広いので、1頭のシマウマが走りだすと、みんないっしょに走ったりします」と下さん。走りまわれない場所だと、ひづめがのびすぎて、けずらなければならないけれど「ここではその必要はありません」。

 日ざしの強い午後に、もう一度見に来ると、日かげになる屋根の下にまた集合して、今度は外側を向いていた。やっぱり混乱する。説明には、しまは肉食獣から逃げるためと書いてある。

 シマウマが群れでいると一つのかたまりに見えたり、飛びつくときに距離を測りにくかったりするそうだ。肉食獣の気持ちが分かると思った。(文・写真、佐々木央)=2020年7月配信

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