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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(630)ここでは人間より自由 アカカンガルー 

2021.10.22 11:00
大人のアカカンガルーたちはのんびりしていたけれど、子どもたちは元気
大人のアカカンガルーたちはのんびりしていたけれど、子どもたちは元気

 

 「カンガルーステップ」と書かれたとびらをおして入ると、オーストラリアに昔から住む先住民をかたどった人形や家がおかれていた。
 カンガルーが何頭もいる。アカカンガルーという種名通り赤っぽいのもいれば、灰色っぽいのもいる。お母さんのおなかのふくろから足が見えている子は、もうすぐふくろから出てきそうだ。
 埼玉県宮代町(みやしろまち)の東武動物公園。園の下康浩(しもやすひろ)さんが「ふくろには240日ぐらい入っています」と教えてくれる。そんなに長く?
 「未熟児で生まれて、お母さんのおなかをよじのぼって、ふくろに入ります。生まれたときは体長2センチ、体重1グラムぐらいしかないんです」。ちっちゃな虫ぐらいだ。だから大きくなるまで、8カ月もふくろにいるんだ。
 誕生日はわかるんですか? 「生まれたのを確認するのはむずかしいので、うちではお母さんのふくろから出て、地面にポンと立ったときを誕生日にしています」
 ねそべっているおとなのまわりで、子どもたちがぴょんぴょんはねる。「おとなは1回のジャンプで長さ8メートル、高さ2メートルもとぶことができます」
 2頭のカンガルーがエリアを出て、オーストラリアの国鳥、エミューのケージ近くにいた。通路だけを歩く人間より、ここではカンガルーの方が自由なんだ。(文・写真、佐々木央)

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