×
メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(621)かまれたらその「日ばかり」の命なのか ヒバカリ 

2021.10.11 11:00
ヒバカリが水の中から頭を出した。えさのオタマジャクシも見える=石川県能美市のいしかわ動物園
ヒバカリが水の中から頭を出した。えさのオタマジャクシも見える=石川県能美市のいしかわ動物園

 

 細長い生きものが、石でできた小さなプールに入っていて、くねくねと動く。プールの中にはオタマジャクシもたくさんいた。
 石川県能美(のみ)市のいしかわ動物園にある「郷土の水辺」で、ヒバカリを初めて見た。担当の坂不田雅人(さかふだまさと)さんが「ヘビの仲間です」と教えてくれる。体の表面がぬめぬめと光り、頭がふくらんでいるところが、ヘビっぽい。
 2匹いるうちの1匹は、坂不田さんがここの園内でつかまえた。「展示に使う草をとっていたら、たまたまそこにいました。見つけようと思ってさがしても、なかなか見つけられない生きものなんです。とてもラッキーでした」
 名前は「かまれたらその日ばかり(ヒバカリ)の命」ということから付いた。でも、これはまちがいだった。
 「毒があると思われていたようですが、全然ないんです。昔たまたま、かまれた人がその日のうちに死んじゃって、それでヒバカリの毒で死んじゃったと思われたんでしょうね」
 えさはメダカやオタマジャクシ。自分の頭より大きいメダカをのみこむ写真がはってある。「でもオタマジャクシの方が好きで、何十匹か入れても、その日のうちに食べちゃうこともあります」
 夕方、もう一度来て見たら、たくさんいたオタマジャクシが2匹になっていた。(文・写真、佐々木央)

最新記事

関連記事 一覧へ