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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(619)砂漠で生き抜く秘密は? 太い尾のオブトアレチネズミ 

2021.10.7 11:00
大好きなヒマワリの種はあっという間に食べてしまう=いしかわ動物園提供
大好きなヒマワリの種はあっという間に食べてしまう=いしかわ動物園提供

 

 石川県能美(のみ)市のいしかわ動物園にある「動物学習センター」にネズミがいるのは、今年がネズミ年だから。「特別展で展示したネズミたちを、そのまま育てています」と担当の田中愛(あい)さん。
 そのうちのオブトアレチネズミは、となりのパンダマウスよりひとまわり大きい。サハラ砂漠北部にいる。だからアレチは「荒地」のこと。じゃあ、オブトは何ですか?「尾(お)が太いんです」
 そうか、漢字なら「尾太荒地」なんだ。太い尾には、秘密がある。「砂漠というきびしい土地でも生きぬけるように、尾に栄養分をたくわえているんです」
 ケージに敷いているのは砂。「穴を掘ってねぐらにする子たちなので、掘ることができるようにしています」。1週間か2週間に1回、全部入れかえてきれいにする。
 田中さんが手に乗せてみせてくれる。にげようとしないで、じっとしている。「ほんとは、もうちょっと目が開くんですけど」。ちょっと眠そうだ。夜行性ですか?

田中愛さんの手の上で少しねむそうなオブトアレチネズミ=佐々木央撮影
田中愛さんの手の上で少しねむそうなオブトアレチネズミ=佐々木央撮影

 

 「そうです。なので昼間より朝方が活発です。砂漠にすんでいることもあって、一番暑い時間帯は動かず、寝ていることが多いです」。手の上で安心しきっているようだ。
 「最初のころは手からおりようとしてたんですけれど、今はもう『こわくないところ』って分かっているみたいです」(文・佐々木央)=2020年4月配信

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