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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(613) 世界から期待がかかる アオコブホウカンチョウ 

2021.9.29 11:30
アオコブホウカンチョウのオス。体は青みをおびているように見えた=ネオパークオキナワ
アオコブホウカンチョウのオス。体は青みをおびているように見えた=ネオパークオキナワ

 

 沖縄県名護市のネオパークオキナワには「国際種保存研究センター」という建物がある。
 「種保存」というのは動物園の役割の一つで、自然界で減っている生きものが絶滅しないように、その生きものを動物園でふやしたり、野生でふやす方法を調べたりすることだ。
 このセンターにいるアオコブホウカンチョウも絶滅が心配されている。そして、世界中の動物園をさがしてもなかなかいない珍しい鳥だ。
 ケージの中の2羽はずいぶんちがって見える。園の土井晃(あきら)さんが理由を教えてくれた。
 「オスとメスで外見がちがうんです。体に白いしま模様が入っているのがメス。オスは青いくちばしの下がこぶのように大きくなっています」。それで名前に「アオコブ」が付くんだ。
 南アメリカ大陸・コロンビアのじめじめした森にすみ、果物や植物の芽や種、虫を食べている。数が減ったのは、密猟されたり、森林が開発されてすむ場所がなくなったりしているためだ。
 オスはここで生まれた。メスはアメリカから来た。卵を産んでヒナをかえしてもらうためだ。世界から期待されている。
 「去年、卵を産んでるんですが、かえらなかった。今年こそ、と思ってます」。土井さんの願いがかなって、ひながかえるといいな。(文・写真、佐々木央)=2020年3月配信

木にとまるアオコブホウカンチョウ。左がメスで右がオス。2羽は仲がよさそうだ=ネオパークオキナワ
木にとまるアオコブホウカンチョウ。左がメスで右がオス。2羽は仲がよさそうだ=ネオパークオキナワ

 

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