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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(607)家畜から野生化している クチノシマウシ 

2021.9.20 7:00
クチノシマウシのアオイ。肩のあたりが盛り上がっている=埼玉県こども動物自然公園
クチノシマウシのアオイ。肩のあたりが盛り上がっている=埼玉県こども動物自然公園

 

 埼玉県東松山市の埼玉県こども動物自然公園にある「乳牛コーナー」には、いろんな種類の牛がいる。中で一番大きいのがホルスタイン、一番小さいのがコビトコブウシ、それより少し大きいのがクチノシマウシだ。
 クチノシマウシのアオイは、黒いずんぐりした体。おなかに地図のように、大きな白いもようがある。飼育係の内野朋子(ともこ)さんが「アオイちゃん」とよぶと、ゆっくり近よって来た。柵から顔をだす。
 「おなかがすいて『ごはんください』と言ってくることもあるし、『頭をかいてください』と言ってくるときもあります」
 見分けがつくんですか? 「頭をかいてほしいときは頭を出してきますね。おなかがすいているときは、ほし草をもらえる場所で待っています」
 じゃあ、さっき1人で見ているときに、頭を出してきたのは、かいてほしかったのかな?    「そうです。けっこうお客さんにも、さわってもらっていますよ」
 ウシは野生のオーロックスという種が家畜になったのが始まり。日本に昔からいるウシで今も残っているのはミシマウシとクチノシマウシだけだ。
 クチノシマウシは鹿児島の南の島、口之島にいる。今は野生化しているそうだ。こんな大きな生きものが、島を自由に歩いているすがたを見たいと思った。(文・写真、佐々木央)=2020年2月配信

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