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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(606)父子関係よいから? ふかふかの毛並み アカエリマキキツネザル 

2021.9.19 7:00
アカエリマキキツネザルは子どもを育てるための簡単な巣をつくる。サルの仲間では珍しい=埼玉県こども動物自然公園
アカエリマキキツネザルは子どもを育てるための簡単な巣をつくる。サルの仲間では珍しい=埼玉県こども動物自然公園

 

 ふかふかの茶色の毛並みが美しい。太くて長いしっぽは黒く、頭の後ろ側が白い。草のしげる運動場をとびまわっている。あちらの枝からこちらの枝へ、すごいジャンプ力だ。
 埼玉県東松山市の埼玉県こども動物自然公園にいる2頭のアカエリマキキツネザル。
 赤いえりまきをしているようには見えないのにどうして「アカエリマキ」なんですか? 飼育係の藤嶋浩義(ひろよし)さんに聞くと「エリマキキツネザルの仲間の中で、赤っぽい体だからついた種名です」と教えてくれた。
 アフリカ大陸の東にある大きな島、マダガスカルにしかいない。日本の1・6倍の広さがあって、そこにしかいない生きものが多く、キツネザルの仲間もそうだ。
 毛並みがきれいなのは、藤嶋さんたちがブラッシングなどをしてやっているんですか? 「いえ、自分で毛づくろいをしたり、おたがいにしてやったりして、それで保っているんだと思います」
 ということは、2頭は仲が良いつがいなのかなと思ったら、ちがった。「お父さんとむすこです」
 マダガスカルは開発が進み、多くの生物種が絶滅しそうになっている。「アカエリマキキツネザルもとても少なくなっています。ここできれいだなと思って興味を持ったら、現地のようすにも関心を持ってほしいです」(文・写真、佐々木央)=2020年1月配信

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