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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(599)馬のようにタッタカ走らせたい インドサイ 

2021.9.12 11:00
インドサイのえさは、ほし草と青草。おやつにリンゴやニンジンなども食べる=名古屋市の東山動植物園
インドサイのえさは、ほし草と青草。おやつにリンゴやニンジンなども食べる=名古屋市の東山動植物園

 

 名古屋市の東山動植物園。正門をくぐって少し行くと、右手にインドサイの運動場がある。三つに区切られ、そこに1頭ずつ。真ん中の1頭は立って、おくの方にいた。あとの2頭はプールにつかっている。
 「よろいサイ」の別名の通り、さむらいがよろいを着ているような姿だ。担当の鈴木哲哉(てつや)さんは「見れば見るほど不思議な動物です」と話す。
 よろいのような皮膚は「体に水分をためこんだり、虫から刺されにくくしたりするためのようです」。水が好きなので、寒くなってもプールに入ったり、シャワーを浴びたりする。
 東山の3頭は、29歳のメスのニルギリとその子どもでオスのセラ、横浜市の動物園から来たオスのブンタ。いま、日本の動物園にいるインドサイは9頭だけ。
 「運動場がすごく広々としてますね」と言うと、鈴木さんが首を振る。「本来はもっと広いところを動き回って、馬のようにタッタカタッタカ、走り回ったりするんです。足を宙に浮かせて」
 まだ10歳のブンタはここでもよく走るけれど、距離が足りないそうだ。「理想は、正門からずっとインドサイの運動場だったらいいなと思います」
 ブンタの体重は約2トン。そんな動物が、馬のように走ったらすごい迫力だろうな。それを見たいと思った。(文・写真、佐々木央)=2019年11月配信

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