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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(587)トラ>ヒョウ>イタチ>オコジョ>? キタイイズナ 

2021.3.6 11:00
顔から長いひげが何本ものびるキタイイズナ
顔から長いひげが何本ものびるキタイイズナ

 

 背中は茶色、お腹が白く、手に乗りそうなほど小さい。えさを見つけたのか、体をのばした。意外に胴長(どうなが)だ。

 北海道帯広市の「おびひろ動物園」で初めてイイズナを見た。どんな生きものですか? 担当の中山大志(たいし)さんに聞いた。

 「ここにいるのは北海道にいるキタイイズナです。本州にはニホンイイズナがいますが、イイズナが見られる動物園は日本ではここだけです」

 大きな分類ではトラやヒョウをふくむ食肉目で、その中で世界最小だ。

 小さく分けると、イタチの仲間。イタチの仲間を大きい順にならべると、イタチ、オコジョ、イイズナになる。胴長な体はたしかにイタチっぽい。

 「野生では小動物、主にネズミをつかまえて食べるハンターです」

 動物園でのえさは牛肉やウズラのたまご、魚など。「一日に自分の体重の半分ぐらい食べます」。すごい食いしんぼうだ。

 ここにいる2匹は「エリマキ」と「雪月(ゆづき)」。イイズナは冬は全身真っ白になるけれど、エリマキは真っ白にならない。

 どちらも保護されて動物園に来た。イイズナは気性があらく、動きがとても速い。簡単には見つからないし、捕まえられないから、わかっていないことが多い。

 「少しずつでも調べ、研究していきたい。繁殖にもチャレンジしたいと思っています」(文・写真、佐々木央)

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