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文化

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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(535)巣箱にあらわれる個性 きれい好き? ぐちゃぐちゃ?   ボタンインコ

2020.4.30 9:00
よく見ると顔や頭の色合いが少しずつちがっている
よく見ると顔や頭の色合いが少しずつちがっている

 

 くちばしは赤く、顔からむねのあたりまではオレンジ色、その周りは黄色、体全体は緑だ。カラフルな小鳥がたくさんいて、枝から枝へ飛んだり、巣箱に出入りしたり。
 広島県の福山市立動物園のボタンインコ。「いったい何羽いるんですか」と担当の菅里美(すが・さとみ)さんに聞いたら「170羽です」と教えてくれた。
 同じケージにケープハイラックスという動物もいる。モルモットを少し大きくした感じ、茶色っぽくて地味だ。
 その1頭がボタンインコの巣箱の上に、はらばいになっていた。インコともめたりしないのかな。「争いはありません。時々、ハイラックスのせなかや頭にボタンインコが乗っていることもありますよ」と菅さん。
 園内に植えている木の枝を切ってあたえると「ケープハイラックスが葉っぱや樹皮(じゅひ)を食べ、ボタンインコは葉っぱをちぎって遊んだり、巣材として巣箱の中へ持ちこんだりします」
 ボタンインコの止まり木がわりに消防ホースをねじって取り付けたら、ハイラックスが器用にホースの上を走っていたこともあったそうだ。
 ボタンインコはどれがどれか見分けがつかない。「でも巣箱をチェックすると、葉っぱと枝をとてもきれいにしきつめている巣箱もあれば、そうでないのもあって、個性を感じます」(文・写真、佐々木央)=2018年8月配信

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