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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(508)少ない草をヤギに取られる シマオイワワラビー 

2019.9.1 0:00
シマオイワワラビー
シマオイワワラビー

 

 「シマオ」の名前通り長いしっぽに、輪っかのようなしまがあり、背中の黒い1本線も目立つ。東京・多摩動物公園にいるシマオイワワラビー。
 ワラビーはカンガルーの仲間だ。後ろ足でぴょんぴょん動く。体は小さいけれど、カンガルーと同じようなすがただ。
 担当の永田典子(のりこ)さんが「シマオイワワラビーは一番きれいなワラビーと言われているんですよ」と教えてくれた。体はグレー、しっぽや4本の足、耳の外側は茶色っぽく、体の側面には白もまじる。となりのパルマワラビーが地味に見える。
 ここにいる7頭のうち6頭が多摩で生まれた。そうしたら永田さんにもなついているのかな。
 「なつくどころか、えさの時間に運動場に入ると、パニックになって走りだすぐらい、警戒心が強いんです」。じゃあ、どうするんだろう。「まず入って、入り口の所に立つと、みんな警戒してこっちを見ます。ちょっと中に進むと、わーっと向こうに走っていく。その間に、えさをおきます」
 イワワラビーは急斜面の岩場もどんどん上がって行くぐらい脚力(きゃくりょく)がある。でも絶滅が心配されている。「人間が持ちこんだヤギが岩場に上がってきて、ただでさえ少ない草を食べてしまうんです」
 大きな黒い目、まつげも、こくて長い。かれらを絶滅させてはいけないと思った。(文・写真、佐々木央)

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