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文化

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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(274)恐竜のような背びれ 大昔のままの古代魚

2013.11.25 14:22

 背 (せ) びれが 恐竜 (きょうりゅう) のようにギザギザだ。体をくねらせるようにして、ゆったり泳いでいる。神戸市の 須磨 (すま) 海浜 (かいひん) 水族園のポリプテルス・エンドリケリー。説明には「生きている化石魚」とか「古代魚」とか書いてある。

神戸市の須磨海浜水族園のポリプテルス・エンドリケリー。いかめしいすがただけれど、顔はあいきょうがある
神戸市の須磨海浜水族園のポリプテルス・エンドリケリー。いかめしいすがただけれど、顔はあいきょうがある

 古代魚ってなんですか?  担当 (たんとう) の 東口信行 (ひがしぐちのぶゆき) さんに聞いた。

 「大昔からすがたを変えていない魚のことでハイギョやシーラカンスもそうです。ポリプテルスの場合、5千万~1億年前ぐらい昔の化石とほとんど変わっていません」

 アフリカの熱帯の川や湖にいる。「えら 呼吸 (こきゅう) だけでなく空気呼吸もできる。だから水の中の 酸素 (さんそ) が少なくても生きのびることができます」

  胸 (むな) びれもふつうの魚とちがう。体の下側で葉っぱのような形になっていて、水の底で体をささえることができる。

 この胸びれを使えば、もう少しで歩けそうなことや、幼魚のときオタマジャクシのように外にえらが出ていることから、カエルなどの両生類に進化する手前の生きものではないかといわれている。

 同じ 水槽 (すいそう) にポリプテルス・デルへジーもいた。

 けんかしませんか?

 「ポリプテルスは全部で17種いますが、けんかするような種はほとんどいません。おとなしい魚です」。長い間、生きのびてきたのは、けんかをしないやさしい 性格 (せいかく) のおかげかも、と思った。(文・写真、 佐々木央 )

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