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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(477)夜、寝るときは砂にもぐる オビテンスモドキ 

2018.11.19 19:17

 

体は網タイツを着ているようなもようだ
体は網タイツを着ているようなもようだ

 

横浜市の中華街にあるヨコハマおもしろ水族館には、1~10までの「数字水槽」がならんでいる。

 たとえば「1」の水槽には「ウケグチイットウダイ」、「2」には「フタイロカエルウオ」がいる。「7」の水槽でニジハギが泳いでいるのは、にじが七色だから。

 最後の「10」の水槽にいる魚を見て、どきっとした。顔に何本も線が入っていて、ぎょろっとした目が人間くさい。

 説明を見ると、オビテンスモドキという魚だ。名前に英語の「テン」が入っているから、「10」にいるんだ。

 担当の安田賢史(さとし)さんによると、オビテンスモドキは幼魚と成魚では顔やすがたが全然ちがう。

 「幼魚は海藻のようにも見えます。成魚は顔が歌舞伎役者のようでしょう」。たしかに、顔のもようは歌舞伎役者だ。

 今いるのは、水槽の中で幼魚から成長して成魚になった。

 夜、寝るときは砂にもぐる。それで、もぐりやすいように、底に目の細かい砂を敷いているそうだ。

 「水族館が終わり、水槽の明かりを消すと、まれに砂にもぐらないで、砂の上に横になって眠っていることがあります。砂から顔だけ出して砂風呂に入っているように見える寝かたをしていることもあります」

 そんなおもしろい寝相が見たいと思った。(文・写真、佐々木央)

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