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文化

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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(473)きれいなのにかわいそうな名前 オジサン 

2018.11.13 14:50
いっしょに大玉ころがしをしていたけれど自然界では単独行動らしい
いっしょに大玉ころがしをしていたけれど自然界では単独行動らしい

 

 横浜市の中華街にあるヨコハマおもしろ水族館は、ふつうの水族館とちょっとちがっている。

 全体が小学校のように作られていて、入ると、げた箱のように水槽がおかれていたり、その魚についての問題が出され、三つのうちから答えを選ぶようになっていたり。

 訪ねたときにやっていたのは「おさかなギョリンピック」。オジサンという魚が大玉ころがしに挑戦していた。担当の安田賢史(さとし)さんによると、オジサンという名前は、下あごから2本の長いひげがのびているから。

 「オジサンはこのひげを使って、すなをほったり、小石を動かしたりして、小さなえさをさがしています。味も感じると言われているんですよ。大玉ころがしはそういう習性を利用しています」

 水槽の中にえさの入ったボールを入れると、オジサンが何匹もよってきて、ひげや口でつつくようにして、体より大きなボールを動かす。

 テッポウウオという魚はパン食い競争。テッポウウオは口から水をピュッと飛ばし、虫をうち落として食べる。そこで水槽の上のえさをパンに見立てて、だれが先にパンをうちおとすか競争する。

 オジサンの体はピンク色をおび、おびれの近くと、せなかには黒いもようも入っていて、きれいだ。それなのに「オジサン」という名はちょっとかわいそうだと思った。(文・写真、佐々木央)=2017年6月配信

 

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