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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(470)こみあったしまが美しい グレビーシマウマ 

2018.11.1 13:15
グレビーシマウマは、たてがみも立派だ。後ろにキリンのあしが見える
グレビーシマウマは、たてがみも立派だ。後ろにキリンのあしが見える

 

 運動場にキリンとシマウマがいた。シマウマはあまり走りまわったりせず、静かに立っている。

 京都市動物園にいるのはグレビーシマウマという種だ。ほかのシマウマとはどんなちがいがありますか? 副園長の坂本英房(ひでふさ)さんに聞いた。

 「体が大きくて、野生のウマの仲間では最大です。しまのはばがせまくて、耳が大きいのも特徴です」。たしかに、しまがこみ合っていて、きれいだ。アフリカ東部のかわいた平原で、大人のオスはなわばりをつくり、メスや子どもは群れをつくる。

 ここにはオスのナナトとメスのミンディーがいる。「グレビーシマウマはいま国内に20頭ぐらいです」と坂本さん。このままだと日本にいなくなってしまう。

 そこでヨーロッパの全部の動物園にいるグレビーシマウマを、どこで育てて繁殖させるか決めている人のところに出かけ、日本によこしてもらえないかとたのんだ。OKが出て、オランダからやって来たのがミンディーだ。

 坂本さんの話を聞いているうちに、低く通る声でグレビーシマウマが鳴きだした。ウマのヒヒーンじゃない。「これ、ロバの声にそっくりなんですよ。大きな耳の形もロバそっくり。ウマの仲間の中ではロバに近いんです」

 引きしまった体、もようも美しい。早く赤ちゃんが見たいと思った。(文・写真、佐々木央)

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