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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(466)ニシでもヒガシでもどっちでもよくはない ニシローランドゴリラ(上)

2018.10.27 14:41
ニシローランドゴリラのモモタロウ。筋肉もりもりで、すごく強そうだ
ニシローランドゴリラのモモタロウ。筋肉もりもりで、すごく強そうだ

 京都市動物園にはゴリラの家族がいる。お父さん、お母さんと子どもの3頭だ。お父さんのモモタロウは背中が白っぽく、筋肉がもりあがっている。「シルバーバック」といい、大人のオスだけがこんなふうになる。

 副園長の坂本英房(ひでふさ)さんによると、ゴリラといっても、大きくニシゴリラとヒガシゴリラにわかれる。「日本の動物園にいるのは、みんなニシゴリラの中のニシローランドゴリラという仲間です」

 日本でくらしているんだから、どっちでもいいんじゃないかな。

 「ゴリラといえば、どんなイメージですか? 地面で植物を食べていると思われがちですが、それは高地にすむゴリラで、ニシローランドゴリラは熱帯雨林にいます。木の上においしいフルーツがいっぱいなるので、みんな木の上にあがっていくんです」

 そこで京都市動物園はゴリラ舎を新しくして、鉄柱を組み、10メートル近くまであがれるようにした。

 「動物園で生まれ育ったモモタロウは最初、上にあがると足がふるえていました。手足で何かにぎっていないと不安そうだったのが、見る見る上手になりました」

 背中の筋肉がすごいですね? 「上にあがるようになったおかげです。なにか威厳のようなものが出てきたと思います」。すむ場所をどうするかは、それほど大切なんだ。(文・写真、佐々木央)=2017年4月配信

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