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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(464)写真でかわいらしさ伝えるには? ヤブイヌ 

2018.10.25 13:46
ヤブイヌたちはだいたい、いつもいっしょに行動している
ヤブイヌたちはだいたい、いつもいっしょに行動している

 

 茶色の体の生きものが運動場おくの出口から次々に出てきた。1列になってあちこち歩く。

 京都市動物園にいるヤブイヌ。短い足のわりに胴(どう)が長くて、なんだかかわいらしい。

 「今、ここにいるのはお母さんと四つ子の子どもたちの5頭です」と副園長の坂本英房(さかもとひでふさ)さん。

 「お母さんのパパヤはスウェーデンの動物園で生まれてイギリスに移り、2年前に京都に来ました」。すごい! いろんな国を知っているんだ。

 「お父さんのデンマルはデンマークで生まれ育っています」。こっちも国際的。そして国際結婚だ。「これにはわけがあるんです」と坂本さん。

 日本の動物園からヤブイヌがいなくなってしまう心配が出てきたので、京都市動物園はヨーロッパの動物園にお願いすることにした。

 イギリスで会った相手は、ヨーロッパのどこに何頭ヤブイヌがいて、どこに移動させたら、ふやせるか計画を立てている人。説明したら日本のことをわかってくれて、パパヤとデンマルをゆずってくれた。

 犬の中では最も原始的な種で、1千万年前から、すがたをかえていない。

 かわいいので写真をたくさんとったけれど、見るとあんまりかわいくない。「動きがかわいいですからね」と坂本さん。そうか、写真で動きを伝えるのはむずかしいんだ。(文・写真、佐々木央)=2017年4月配信

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