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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(461)「メスだってすごくきれいです」 パプアシワコブサイチョウ  

2018.9.6 15:21

 

左側のオスがメスにえさをわたそうとしている。この後、メスがくちばしをこじ入れるようにして受け取った
左側のオスがメスにえさをわたそうとしている。この後、メスがくちばしをこじ入れるようにして受け取った

 

 バタバタという大きな羽音。大きな鳥が1羽、続いてもう1羽、頭すれすれを飛んで、反対側の木にとまった。神戸市の神戸どうぶつ王国「アジアの森」。全身が黒い鳥と、胸から上が黄色っぽい明るい色の鳥がならんでいる。パプアシワコブサイチョウだ。

 オスとメスで体色がちがっていて、全身黒いのはメス、もう1羽はオスだ。シワコブという名前の通り、くちばしの上にあるコブにシワがある。

 「仲が良くていつもいっしょにいます」と担当の山下牧子(まきこ)さん。

 去年は卵をうんだけれど、かえらなかった。「日本ではまだひなが育ったことがないので、今年こそと期待しています」

 いつ、どんな行動をしたかを全部メモして残すようにしているそうだ。どういうふうにしたら、ひながかえって、うまく育つのか、考えられるようにするためだ。

 「自分のくわえたえさを相手にプレゼントしたりします」。求愛行動といって、仲良くしたいという気持ちを表しているそうだ。そう言われて見ていたら、たしかにオスがメスに、えさをわたし、メスもくちばしで受け取っていた。

 「オスはほんとにきれいですね」と言ったら、山下さんがちょっとちがうよという顔になった。「女の子も目のまわりがちょっと水色がかっていて、すごくきれいですよ」(文・写真、佐々木央)=2017年3月配信

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