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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(458)80匹いても見分けがつく テンジクネズミ 

2018.9.1 13:14

 

1列で橋を渡る。前のテンジクネズミを追いこそうとして、落ちそうになることもある
1列で橋を渡る。前のテンジクネズミを追いこそうとして、落ちそうになることもある

 

「来た、来た!」。見ている人たちから声があがる。もこもこのテンジクネズミたちが1列で橋を渡って来る。色はさまざまだ。茶や白、灰色、黒がまじりあっているのが多いけれど、白一色や真っ黒なのもいる。「わー、かわいい!」

 埼玉県狭山市の智光山(ちこうざん)公園こども動物園。テンジクネズミたちは、子どもたちとのふれあいの時間が終わり、自分の部屋にもどるとき、この「お帰り橋」をわたってくる。

 テンジクネズミはよくモルモットとよばれる。人間にかわれ、ペットや実験動物になっている。テンジクというのは「天竺」と書いてインドのことだけれど、本当は南米が原産だ。

 担当の武井茜(あかね)さんによると、ここには約80匹いる。そんなにいたら、だれがだれだか、わからなくならないのかな。

 「もようも性格もちがうので、ちゃんとわかりますよ」と武井さん。

 ふれあいに出ると、ふだんの部屋とちがうところに行って「帰り橋」もわたれる。気分も変わって楽しいのかなと思ったら「やっぱりストレスなので、1頭が1日1回ぐらいになるように、わけて出しています」。

 となりにパンパステンジクネズミがいた。テンジクネズミの仲間だけれど、こちらは野生の種。かくれて出てこない。生きものはこれがふつうなんだと思った。(文・写真、佐々木央)=2017年3月配信

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