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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(457)羽衣を着た天女のよう ヒレナガニシキゴイ

2018.8.31 15:12
ゆったり泳ぐヒレナガニシキゴイ。手前は銀色、後ろは黄金色がまじる
ゆったり泳ぐヒレナガニシキゴイ。手前は銀色、後ろは黄金色がまじる

 

 長いひれをゆらゆら動かしながら泳いでいる。体の色は銀色一色のものから、金色が少しまじっているもの、全体に黄金色のものまでいろいろだ。

 埼玉県狭山市の智光山(ちこうざん)公園こども動物園の「ミニミニ水族館」にいるヒレナガニシキゴイ。「羽衣を着た天女のように優雅に泳いでいるでしょう」と担当の中村逸平(いっぺい)さん。たしかにそんなふうに見える。

 中村さんによると、今から35年前、インドネシアのヒレナガゴイと日本のニシキゴイを交配して作られた種だ。長いひれと色の美しさという両方の種の良いところをかねそなえている。

 ここには20匹以上いる。「水質が悪くなると元気がなくなります。きれいで元気なすがたを見てほしいので、週に1回ぐらい水をかえています」

 ヒレナガニシキゴイを作りだしたのは埼玉県水産研究所。ヒレナガだけでなく、ここにいる魚はみんな埼玉に関係の深い種だ。オイカワやウグイ、モツゴ、タナゴの仲間など。「ヒレナガニシキゴイのようには目立たないけれど、だんだんこちらの方にも興味を持ってほしい」

 別の日に見に行くと、ヒレナガニシキゴイたちがみんな水槽の下のほうにいた。「ガラスをたたいたりすると、おびえて下の方にかたまってしまうんです」。静かに見守ることも大事なんだ。(文・写真、佐々木央)=2017年2月配信

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