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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(453)尾羽が短くてもかっこいい オナガドリ 

2018.8.25 15:18
オナガドリはニワトリらしくなく、りっぱなふんいきがある
オナガドリ。気品を感じさせる姿だ

 

 埼玉県狭山(さやま)市の智光山(ちこうざん)公園こども動物園。入り口から真っすぐ進んで「ふれあい広場」に入ると、目の高さぐらいの木に目立つ鳥がとまっていた。赤いとさか。頭から肩にかけては白っぽく、おなかは黒、ほおのあたりにオレンジ色の肉がもりあがる。ニワトリの仲間、オナガドリだ。

 「尾羽(おばね)の長さは鳥類一」という説明の下に、手書きの「おわび」がはってあった。「尾羽が切れたりぬけたりしてしまい、オミジカドリ状態になっています」。でも、尾羽が短くてもかっこいい。

 別の日、来てみたら、いない。担当の関口ちひろさんに聞くと「きょうは風がとても強いので、特別にこっちにいます」と教えてくれた。ヤギたちの運動場のコーナー。おしりのあたりにせんたくばさみが見える。「尾羽をくるっとまとめています。そのままだと自分でふんづけてしまったり、何かに引っかけたりして短くなってしまうので」

 名前はペイタ。「メスといっしょにしてもいじめないし、木の上でもおとなしくしている。いい子なんです」。9歳になり、オナガドリとしてはお年よりだ。地面をとことこ歩いている。

 「こっちの地面は自由に歩きまわれるし、落ち葉で遊んだり、ニワトリらしく砂浴びしたりもできるんです」。時々はこっちですごして、長生きしてほしいな。(文・写真、佐々木央)=2017年1月配信

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