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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(450)美しい目玉焼きクラゲ コティロリーザツベルクラータ 

2018.8.22 12:06
もりあがっているところが目玉焼きみたいに見えるコティロリーザツベルクラータ
もりあがっているところが目玉焼きみたいに見えるコティロリーザツベルクラータ

 

 世界一のクラゲ水族館、山形県鶴岡市の加茂水族館には、日本の海にはいないクラゲも展示されている。その一つ、コティロリーザツベルクラータ。長くて、とても1度では覚えられない。地中海にいるクラゲだ。

 名前はむずかしいけれど、すがたは美しい。かさの中央がもりあがっていて黄色っぽく、足の先は青い。「あれは足ではなく『口腕(こうわん)』といって、コティは成長すると、むらさき色に色づきます」と館長の奥泉和也さん。奥泉さんも「コティ」と短くしてよぶんだ。

 「もりあがっているところが目玉焼きみたいに見えるので、英語ではフライドエッグジェリー(目玉焼きクラゲ)とよばれます」。たしかに、そう見える。

 コティが加茂に来たのは2013年6月。ドイツの首都ベルリンの動物園からだった。ベルリンでクラゲ飼育に力を入れていた人が、加茂のクラゲ展示を見に来て感動した。それからベルリンとの付き合いが始まり、加茂水族館から、コティがほしいと申しこんだ。

 「かわりにこちらからはビゼンクラゲとアカクラゲを送りました」。どちらも日本近海にいる。

 こうして水族館や動物園が、生きものをやりとりすることを生物交換というそうだ。いろんなクラゲを見られるのは、各地の担当者と仲良くしているからなんだ。(文・写真、佐々木央)=2017年1月配信

 

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