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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(444)違う種でもとても仲良し コンゴウインコ

2018.8.13 13:54
ベニちゃんがルリちゃんの羽づくろいをする。気持ちよさそうなルリちゃん
ベニちゃんがルリちゃんの羽づくろいをする。気持ちよさそうなルリちゃん

 長野県小諸(こもろ)市の小諸市動物園に入ってすぐ、正面の木のえだに、はでな色の大きな鳥が2羽、ならんでとまっていた。1羽は全体に赤く、もう1羽は背中が青でおなか側が黄色。あみがないので色の美しさがよくわかる。

 説明板によると、赤い方がベニコンゴウインコ、青い方がルリコンゴウインコで、どちらも南アメリカにいる鳥だ。

 「ベニコンゴウの名前はベニちゃん。もう50歳で、日本の動物園にいるベニコンゴウインコの中でも3番目ぐらいにお年よりです。もう目がほとんど見えません」と担当の大井沙耶香(さやか)さん。

 目が見えなくても、くちばしでさぐりながら上手にえだを移動する。

 ルリコンゴウの方の名前はルリちゃん。こちらは32歳だそうだ。

 色は違っても、雰囲気や姿形は似ている。「でもベニコンゴウの方が大きくて、100グラムぐらい重いんです」

 ベニちゃん、ルリちゃんと声をかけたけど、返事はない。「残念ながら人間の言葉はしゃべりません」

 見ていると、ベニちゃんがルリちゃんの羽の中にくちばしをつっこむようにしている。「羽づくろいをしてあげているんです」。ルリちゃんが向きをかえると、こんどはおしり側の羽づくろい。

 「これをおたがいにやってあげる。すごくなかよしです」(文・写真、佐々木央)=2016年11月配信

 

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