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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(439)金属のようにかがやく青 スキアエノクロミス・フライエリィ 

2018.8.7 12:41
スキアエノクロミス・フライエリィは臆病なのか、なかなか水槽の真ん中まで出て来ない
スキアエノクロミス・フライエリィは臆病なのか、なかなか水槽の真ん中まで出て来ない

 水槽のすみに魚がいる。でも、かべのかげにかくれて、よく見えない。あっ、こっちに来た。体が金属のように光る青だ。

 群馬県桐生市の桐生が岡動物園の水族館にいるスキアエノクロミス・フライエリィ。舌をかみそうなむずかしい名前は学名で「ふつうはアーリーとよばれ、観賞魚として人気があります」と担当の岩崎哲哉(てつや)さん。

 アフリカ東南部にあるマラウイ湖にしかいない。マラウイ湖はアフリカで3番目に大きい湖。現地では人々の大切な食料になっているそうだ。でもきれいすぎて、食べるのはもったいないと思ってしまう。

 ずっと見ていると、ようやく水槽の真ん中に来た。ちょっとむすっとした顔。あんまりカメラを向けていたのでおこっているのかな。

 体長15センチ。小さくても肉食で、小さい魚やエビ・カニの仲間、こん虫の幼虫などを食べる。体が青いのは大人のオス。メスと子どもは茶色っぽい。メスは卵を産むと自分で口にくわえて、赤ちゃんの間は口の中で育てる。

 岩崎さんに「自然のものとは思えない色ですね」と聞くと「アーリーはいろんな熱帯魚の中でも一番青いと思います。人工的に見えるかもしれませんが、自然の色なんですよ。個人的にはこの色、すごく好きです」と話してくれた。(文・写真、佐々木央)=2016年10月配信

 

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