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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(437)産卵の時期にはいざこざも タイガーオスカー 

2018.7.26 15:37
仲良くならんで泳ぐタイガーオスカー。底の砂がどかされているのは産卵の場所づくりだ
仲良くならんで泳ぐタイガーオスカー。底の砂がどかされているのは産卵の場所づくりだ

 水槽の中で赤と黒のまだらもようの魚が3匹、ゆったり泳いでいる。顔や頭、せなかは黒く、あごやおなかのあたりが赤い。体長25センチぐらい。口をがばっと開けば、いろんなものをのみこめそうだ。じっと見ていると、逆に「なんだい」と見返すような顔をした。

 群馬県桐生市の桐生が岡動物園にある水族館。タイガーオスカーと説明に書かれている。「別名アストロノータス・オセレータスという種で、この子たちは品種改良されています」と担当の岩崎哲哉(てつや)さん。

 もともとは南米のアマゾンやパラグアイにいる黒っぽい魚だ。「見て楽しむ観賞魚として人気があって、いまでは真っ赤なのから、色のぬけたアルビノまで、いろんな色のパターンがいます」。好きな人はいろんな色を集めて育てているそうだ。

 3匹は仲良しですか?

 「産卵の時期にはちょっといざこざもあります。産卵の場所として、水槽の底の砂(すな)をどかそうとするんですが、おれが作った場所だっていうふうに場所取りをしたりします」

 でも本当はそんなことをしても意味がないらしい。「ここにいる3匹はみんなオスなんです」

 あいきょうのあるすがた。ぎょろっとして大きい目ですねと言うと「かわいいんです」と岩崎さん。愛が伝わってきた。(文・写真、佐々木央)

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