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文化

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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(432)まつぼっくりのような魚 マツカサウオ

2018.6.21 16:19

 黄色い体に黒い線のもようが入った魚がたくさん泳いでいる。頭からしっぽの先までは15センチぐらいかな。福井県坂井市の越前松島水族館にいるマツカサウオ。たしかに、まつかさのようなもようだ。

 ゆったり泳ぐマツカサウオ。100匹近くいるそうだけど、ぶつかる心配はなさそう。
 ゆったり泳ぐマツカサウオ。100匹近くいるそうだけど、ぶつかる心配はなさそう。

 担当の笹井清二(せいじ)さんによると、うろこがかたい。「まつぼっくりといっしょと言ってもいいぐらい、かたいです」。もようだけでなく、かたさも、まつぼっくりみたいなんだ。どうしてそんなにかたくなったんですか?

 「やっぱり身を守るためでしょう。それだけかたいと、なかなか襲われません」。襲われる心配がないからか、動きはゆっくりだ。

 「えさを入れたら、ほかの魚はすぐ食べに来るのに、マツカサウオはゆっくり来ます」。笹井さんはそれが不思議だと言う。海の中ではえさの取り合いがあるはず。「こんなにスローで、どうやって食べているのか」

 ここではトラフグといっしょの水槽にいる。えさをとられちゃいませんか? 「それはだいじょうぶ。えさの種類も大きさもちがって、マツカサウオは小さいエビの仲間を、トラフグは魚の切り身を食べていますから」

 マツカサウオは下あごが光るそうだ。「でも光が弱いので真っ暗にしないと光っているのがわかりません」。なぜ光るんだろう。不思議がいっぱいの魚だ。(文・写真、佐々木央)=2016年8月配信

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