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文化

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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(429) 生きたタコにタッチできる ミズダコ 

2018.6.3 23:00

 水槽に指先を入れた。冷たい。中には赤茶色の大きなタコがいる。思い切って手をのばしてさわった。むにゅっとした手ざわり。さわっても動かない。きゅうばんでくっつかれちゃったらどうしようかと心配だったけど、だいじょうぶだった。

 水槽の中のミズダコ。水温は10度ぐらい。手をいれるとひやっとする
 水槽の中のミズダコ。水温は10度ぐらい。手をいれるとひやっとする

 福井県坂井市の越前松島水族館の「ふれあい館」。サメやエイにさわれる水族館はあるけれど、ここではミズダコにもタッチできる。

 壁に注意書きがはってある。「ミズダコはとってもデリケートな生き物です。ぜったい乱暴にしないでね」「タコの口はかむ力が強いので、かまれないように十分ご注意ください」

 でも口はどこ? ちゃんと説明があった。「口は8本のうでのうら側の真ん中です」

 担当の笹井清二さんによると、ミズダコは本州から北海道、北太平洋の冷たい海にいる。大きくなると、うでを広げた長さが3メートル、体重35キロにもなる世界最大のタコだ。この水槽にいるのはどのぐらいですか?

 「ここに来たときには体重13キロでした。いまは15キロぐらいはあると思います」

 冬になると、越前海岸のいその近くまでやってくる。「それを漁師さんがつかまえてくれます」

 ミズダコをとってもらうには漁師さんとの関係が大事だ。笹井さんには仲良しの漁師さんが何人もいるんだ。(文・写真、佐々木央)=2016年8月配信

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