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(594)ホタテ養殖のこともわかる   むつ湾の海

2021.3.17 11:00
いろんな種類の魚がたくさん泳いでいる「むつ湾の海」。右側がトンネル
いろんな種類の魚がたくさん泳いでいる「むつ湾の海」。右側がトンネル

 

 つるされたかごの上に乗ってじっとしている魚がいた。かごの中にはホタテガイ。青森市の浅虫(あさむし)水族館にある「むつ湾の海」は15メートルのトンネル水槽で、くぐりぬけできる。

 むつ湾は下北(しもきた)半島と夏泊(なつどまり)半島、津軽(つがる)半島にかこまれた海。浅虫水族館の目の前にある。ホタテの養殖(ようしょく)がさかんだ。かごはホタテを育てるようすを再現している。

 海の中で自然繁殖したホタテの稚貝(ちがい)を集めるふくろのようなものもあった。

 かごに乗っている魚はクロソイ。担当の金沢勝(かなざわまさる)さんによると、メバルなども乗るそうだ。「根魚(ねざかな)とよばれる仲間で、海底や海の岩場にすんでいて、あまり泳ぎまわらないんです」と教えてくれた。

 養殖の仕組みまで見せているのは「生きもののすがただけでなく、水産業の側面も伝えることが大切だと考えたからです」。

 この水槽には、大きさも形もさまざまな魚がいっぱいいる。「全部の魚たちがえさを食べられるように、えさをあたえる順番をくふうしています」と金沢さん。どうくふうしているんですか?

 「えさはマアジ、イカナゴ、オキアミ、アカアミの4種類。一番大きなマアジからあたえ、次にイカナゴ、オキアミ、と小さくなるように。体の大きいエイやサメを先におなかいっぱいにして、だんだん小さい魚にいきわたるようにしています」(文・写真、佐々木央)=2019年11月配信

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