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文化

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【3801】豊久仁 純米吟醸 あらばしり 生原酒(とよくに)【福島県】

2019.5.9 16:42
福島県河沼郡会津坂下町 豊國酒造
福島県河沼郡会津坂下町 豊國酒造

【Z料理店にて 全4回の②】

 夕方、近所のZ料理店へ。ここの店主は、わたくしが飲んだことがないであろう酒を取り寄せてくれるので、その好意にこたえ月1回のペースで暖簾をくぐることにしている。店主はMLB、NPB、社会人野球、大学野球、高校野球に詳しく、わたくしは彼と野球の話をするのが好きだ。店主も、わたくしと野球の話をするのが好きなようで、いつも、店主の定位置の向かいのカウンター席を用意してくれる。ただ、ひいき球団は、店主はジャイアンツとホークス、わたくしはベイスターズ。全然違う。だから、しょっちゅう牽制球が飛び交う。

 今回、トップバッターに「繁桝 大吟醸 生々」に続いて、2番目にいただいたのは「豊久仁 純米吟醸 あらばしり 生原酒」だった。豊國酒造のお酒は、今回のお酒を含め、当連載では「豊久仁」が2種類、「超」が1種類、「一歩己」が1種類を取り上げている。さて、今回のお酒はどうか。

 甘い。かなり甘い。とろみがあり、分厚い飲み口。最初、酸を感じなかったが、イカ刺しと合わせたら、酸がよく出てきた。甘みと酸が立つお酒だ。後口から余韻にかけては苦みと辛み。ひとことで言うならば、とろみがあり濃醇甘旨酸っぱいお酒だ。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「自然に恵まれた会津の地で、蔵元みずから杜氏を務め一貫して“手造り”の酒造りをおこなっています。地元会津坂下町の藤川農産による特等に格付けされた自社契約栽培米の『夢の香』を使用し、酒は『槽搾り』 蔵人たちの手によりおいしい純米吟醸がうまれました」

 裏ラベルの表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合 麹米50% 掛米55%、原料米 夢の香(自社契約栽培特等米)、製造年月31.2」。

「夢の香」(ゆめのかおり)は、福島県農業試験場が1991年、母「八反錦1号」と父「出羽燦々」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。2000年に命名、2003年に種苗法登録された酒造好適米だ。
 
 なお、豊國酒造のスタンダード銘柄は「東豊國」である。「豊久仁」は「國」を「久仁」と読ませたものか。

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