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文化

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【3740】千歳鶴 特別純米 北海道限定品(ちとせつる)【北海道】

2019.3.5 15:21
北海道札幌市 日本清酒
北海道札幌市 日本清酒

【北海道・青森県の酒 全5回の①】

 なじみのH居酒屋から「お酒を4本入れたので、テイスティングに来てください」と連絡が入った。わたくしは、酒質を1行で説明する「酒メニュー」を作ってあげている。お客さんが酒を選ぶとき、酒質が分かると選びやすいからだ。そのためにはまず飲まなければならない。

 おっとり刀で暖簾をくぐったら、店主の友人Mが北海道&青森県のかなりマニアックなお酒5種類を差し入れてくれたとのこと。まずは、先にそちらを飲んでみることにする。

 まずは、北海道の千歳鶴。札幌市唯一の酒蔵で知られている。わたくしは15年ほど前、札幌市に同業の友人を訪ね、朝まで酒を飲んだことがある。その最後、明け方に飲んだのが「千歳鶴」の普通酒だった。鮮明に覚えている。今にしておもえば、かなり乱暴な飲み方だった。

 当連載では、この蔵のお酒は「十一州 純米大吟醸」(当連載【642】)を取り上げている。さて、今回の酒はどうか。いただいてみる。

 昭和レトロ感的熟成感的クラシカル香味がすこしいる。旨みが適度で、甘みがけっこう出ている。飲んでいたら、遅れて酸が出て来る。押し味があり、余韻の甘みが続く。甘みがあり、まるみのある酒だが、基本的には軽い飲み口のお酒だった。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「北海道産米と札幌の雪清水だけで作り上げた北海道ならではの特別純米酒。米の旨みを十分引き出したまろやかな味わいのお酒です」

 また、蔵のホームページは、この酒を以下のように紹介している。「丹念に磨き上げた『吟風』と米麹だけを原料に、清冽な雪清水で仕込んだ特別純米酒。米の旨みを十分に引き出した、まろやかな味わいが特長です」

「吟風」は北海道立中央農業試験場が1990年、母(「八反錦」と「上育404号」の子)と父「きらら397」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定。1999年に命名、2002年に種苗法登録された酒造好適米。

 瓶の裏ラベルの表示は、「北海道産米100%使用、アルコール分15度以上16度未満、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%、日本酒度+5、酸度1.3」。

 蔵のホームページによると「昭和3年には業界企業合同の政府要請に応え8企業を合同して『日本清酒株式会社』を設立。統一銘柄を『千歳鶴』としました」。なお「千歳」は、北海道南西部の地名。

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