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文化

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【3612】屋守 純米吟醸 無調整 仕込み21号(おくのかみ)【東京都】

2018.10.28 12:13
東京都東村山市 豊島屋酒造
東京都東村山市 豊島屋酒造

【M居酒屋にて 全6回の④】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回はSA、SI、Y、H、わたくしの、5人での例会となった。

「寿々兜 辛口純米」「春乃峰 光風霽月 純米吟醸」「近江龍門 特別純米」という、わたくしにとっての初蔵酒を3種類飲んだあと、店主が持ってきたのは「屋守 純米吟醸 無調整 仕込み21号」だった。

「屋守」は、濃醇酸味酒というイメージがあり、わたくしの好きな銘柄の一つ。今回の酒を含め10種類を当連載で取り上げている。日本酒研究会のメンバーのFは「ヤモリ(屋守)、ヤモリ(屋守)」と言い、大の屋守ファン。冷蔵庫で「屋守」を目にすると必ず飲み、「旨いっす」と言って目を細める。今回、残念ながら、Fは仕事で欠席だ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「旨いっ!」
 SA「酒が、すーっと下りていく」
 H 「これ、いいな♪ “ヤモリ”(屋守のニックネーム)は、いつ飲んでもいい。どれを飲んでもいい」
 酒蛙「飲む前は濃醇酒かな?とおもったが、さほど濃醇ではない。厚みは中程度。きれいな酒だ。旨みがたっぷり、酸もたっぷり。しっかりとした味わい。そしてさわやか感がある。おいしいなあ」

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 広島県産八反錦100%、精米歩合 麹米50% 掛米50%、アルコール分16度、日本酒度2.0、酸度1.6」。

「八反錦」は広島県立農業試験場が1973年、母「八反35号」と父「アキツホ」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定。1983年に命名、1984年に種苗法登録された酒造好適米。今や、「八反錦」といえば広島、広島といえば「八反錦」というほど、全国的に著名な酒米となっている。

「屋守」のニックネームは「ヤモリ」。瓶の裏ラベルには、決まってヤモリの絵が載っている。今回は仕込み21号のお酒だから、ヤモリの背番号は21である。

 蔵のホームページは、酒名「屋守」の由来について、以下のように説明している。

「豊島屋酒造を守り続けていく気持ちと酒販店様、料飲店様の繁栄を守るような作品を醸し続ける思いから銘名いたしました。限りなく手作業重視の小仕込を行い、『香りよく優しい味わい』をコンセプトに醸し、全量無調整(無濾過・無加水)、全量ビン貯蔵を行っております」

 瓶の裏ラベルには、蔵元さんの口上が以下のように掲載されている。

「喜怒哀楽が重なり合う時の中 その瞬間の気持ちにそっと寄り添い また、未来を変えるチカラの一杯に  蔵元一同」

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