高知の食材が道の駅グルメ席巻 「あかうし串」は日本一 かき氷はスイーツ制す
2019年09月30日

うまさ実証 活性化に弾み
全国の道の駅で提供されているグルメの頂点を決める「道―1グランプリ(GP)2019」がこのほど京都府で開かれ、総合部門で「土佐さめうら」(土佐郡土佐町田井)の「幻の和牛 土佐あかうしの炭火焼き」がグランプリに輝いた。スイーツ部門では「ふれあいパーク大月」(幡多郡大月町弘見)の「苺氷(いちごお)り」がナンバーワンに。全2部門を県勢が制し、高知の食の底力を示した。

道の駅土佐さめうらの「幻の和牛 土佐あかうしの炭火焼き」
GPは読売テレビなどの主催で2016年から開催。今年は書類審査を通過した秋田県や宮崎県など全国16駅(うち6駅がスイーツ)の料理などが、京丹後市の道の駅に勢ぞろいした。あいにくの天候となったが21、22日の2日間で約1万3500人が訪れ、来場者の投票で順位を決めた。
あかうしの炭火焼きはもも肉とカルビを交互に串に刺し、炭火で焼き上げたもの。2日間で約1600本(1本500円)を売り上げ、初出場での優勝を果たした。駅長の和田啓士さん(54)は「土佐あかうしのおいしさを知ってほしいと作ったメニュー。受賞を励みに、嶺北観光の柱にしたい」と喜んだ。
16年大会で総合2位(当時はスイーツ部門なし)だった苺氷りは、3年越しで名実ともにスイーツ1位に。イチゴの果実がまるごと入った氷を削ったもので、当日は練乳のトッピングを無料で提供した。道の駅の新谷文彦事務局長(46)は「鳥肌が立つほど驚いた。苺氷り目当てに来客が増え、町の活性化につながればうれしい」と笑顔だった。
ふれあいパーク大月ではGP受賞記念として、29日正午~午後4時、通常は1カップ280円(練乳付き330円)の苺氷りを無料食べ放題とする。(森本敦士、新妻亮太)
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