経典に足利将軍暗殺「嘉吉の乱」 奈良・当麻寺が所蔵

当麻寺が所蔵する経典(奈良文化財研究所提供)
当麻寺が所蔵する経典(奈良文化財研究所提供)
  • 当麻寺が所蔵する経典(奈良文化財研究所提供)
2023年09月18日
共同通信共同通信

 室町幕府の6代将軍・足利義教が暗殺された「嘉吉の乱」(1441年)に関する記述が、奈良県葛城市の当麻寺が所蔵する経典巻末の「奥書」にあることが18日、奈良文化財研究所の調査で分かった。奥書の日付から乱の4カ月後に記されたとみられる。病の流行などもあり「前代未聞年也」と嘆いていた。仏教の教えを記す経典に世情が書かれるのは珍しいという。

 同研究所の吉川聡歴史研究室長は「大事件を発生から間もない時期に書き留めた貴重な史料だ。ニュースが相次ぎ、衝撃的な年だったことを記録したかったのではないか」と話した。

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