北方領土からミサイル搬出と分析 ロシア軍、ウクライナ戦に転用か

2020年にロシア軍が公開した千島列島の地対空ミサイルS300V4(ロシア国防省提供・共同)
2020年にロシア軍が公開した千島列島の地対空ミサイルS300V4(ロシア国防省提供・共同)
  • 2020年にロシア軍が公開した千島列島の地対空ミサイルS300V4(ロシア国防省提供・共同)
2023年08月31日 21時10分

 ロシア軍が2020年に北方領土の択捉、国後両島に配備していた複数の地対空ミサイルS300V4が島外に搬出されたとみられることが31日分かった。ロシア軍の動向に詳しい東京大の小泉悠専任講師が衛星画像を基に分析した。ウクライナの攻撃に備えるため、ロシア本土に再配備したもようだ。ロシアが極東の兵器まで転用し、総力戦を展開している可能性が浮上した。

 サハリンの軍施設で保管されていた旧型戦車や大砲も昨年秋から相次いで姿を消した。小泉氏は「ロシア軍は極東の兵器を引き抜いている。戦車や大砲がウクライナの前線に送られているのは間違いない」と指摘した。

 S300V4を装備するミサイル部隊は択捉島中部の単冠湾の湾岸と、国後島中部にある中心集落の古釜布近くに駐屯し、いずれも大隊規模だった。小泉氏は米宇宙技術企業マクサー・テクノロジーズが撮影した衛星画像を分析した。

 小泉氏は極東からの兵器の移転について「ロシア軍が使える限りの兵器を全て投じ、戦っている証左だ」と話している。

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