反転攻勢、早期決着が鍵 「映画とは違う」楽観戒め

欧州各国の首脳らが集まった会合に出席したウクライナのゼレンスキー大統領=1日、モルドバ・ブルボアカ(ゲッティ=共同)
欧州各国の首脳らが集まった会合に出席したウクライナのゼレンスキー大統領=1日、モルドバ・ブルボアカ(ゲッティ=共同)
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2023年06月05日
共同通信共同通信

 反転攻勢で勝利を目指すウクライナのゼレンスキー大統領は、国内外の期待を背負い「映画とは違う」と楽観論を戒める。だが米大統領選が来年に迫る中、占領地を早期に奪還して決着に持ち込めるかどうかが鍵となる。戦況打開に失敗すれば、米欧が軍事支援を絞る恐れもある。国家の命運を懸けた総力戦の行方に世界の注目が集まる。

 民主党のバイデン米大統領に対抗し出馬表明した共和党のトランプ前大統領はウクライナ支援に消極的だ。ロシアに勝てなければ、ウクライナに肩入れするバイデン氏批判のトーンを上げるのは確実。再登板を果たせば両国首脳を仲介し「戦争を24時間で終わらせる」とも主張する。

 ゼレンスキー氏は、この発言を「理解できない」と一蹴。5月の英BBC放送の番組では米大統領選前に「勝利しているはずだ」と強調した。

 ウォレス英国防相は、ロシアが2014年に併合したクリミア半島も年内に奪還できる可能性があると発言。ウクライナ国内では期待が膨らむ。

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