北野武監督「首」にカンヌ大きな拍手 夫人と西島秀俊らとレカペ ★記事内で音声聴けます★
2023年05月24日


カンヌ国際映画祭で映画「首」の上映前にレッドカーペットを歩く(左から)西島秀俊、加瀬亮、北野武監督夫人、北野監督、大森南朋、浅野忠信=23日、フランス・カンヌ
↑上映後会見の音声 ↑
【カンヌ共同】フランス南部で開かれている第76回カンヌ国際映画祭のカンヌプレミア部門で、北野武監督の6年ぶりの新作「首」が上映され、会場は大きな拍手に包まれた。
スタンディングオベーションに照れくさそうに応えた北野監督はマイクを手渡され「今度はもうちょっと良い映画で来ます」と笑わせた。

カンヌ国際映画祭で映画「首」上映直後、観客の拍手を浴びる(左から)中村獅童、西島秀俊、北野武監督、加瀬亮、浅野忠信=23日、フランス・カンヌ(共同)
上映後、世界各地の映画祭を回った経験のある西島秀俊は「今までで一番素晴らしい上映だった。観客の皆さんがものすごく集中して、面白いシーンは全部笑ってくれて、感動しました」と納得の表情で語った。
「首」は、北野監督自ら演じた羽柴秀吉や西島扮する生真面目な明智光秀、加瀬亮が岐阜弁で怪演した織田信長らの、愛と憎しみを描く戦国時代劇。リアルな殺害シーンなど残酷な描写も多いが、北野監督お得意のブラックユーモアが随所にちりばめられ、世界中から集まった観客からは何度も笑いが起きた。
上映には中村獅童、浅野忠信、大森南朋も参加。北野監督は上映前、夫人と手をつないでレッドカーペットを歩いた。「首」は11月23日に日本公開予定。

カンヌ国際映画祭で映画「首」の上映前にレッドカーペットを歩く北野武監督(左)と夫人=23日、フランス・カンヌ(AP=共同)

カンヌ国際映画祭で映画「首」の上映前にレッドカーペットで手を振る北野武監督(右)と主演の西島秀俊=23日、フランス・カンヌ(ゲッティ=共同)