北朝鮮衛星に備え破壊準備命令 自衛隊、沖縄に迎撃ミサイル展開

破壊措置準備命令ポイント
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2023年04月22日
共同通信共同通信

 浜田靖一防衛相は22日、北朝鮮が計画する「軍事偵察衛星1号機」を発射し、日本領域に落下する事態に備え、自衛隊に「破壊措置準備命令」を出した。自衛隊は、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の沖縄県・石垣島など先島諸島への配備に着手。海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦の展開に向けて準備を進める。準備命令が出るのは2012年以来。防衛省が発表した。

 政府は北朝鮮の衛星打ち上げについて、事実上の長距離弾道ミサイル発射とみなしている。準備命令は、自衛隊がミサイル防衛による迎撃態勢に入る前段階で必要な作業を進めるための措置。米国のバイデン大統領と韓国の尹錫悦大統領は26日、米ワシントンで会談し、北朝鮮の核・ミサイル開発への対応を協議する。

 政府筋によると、衛星は南西諸島上空を通過する可能性がある。PAC3配備を想定するのは、石垣島のほか、宮古島、与那国島。12年、16年にも沖縄へPAC3を展開した。落下物があった場合の被害を最小限化するため、沖縄への連絡員派遣や部隊展開を急ぐ。

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