脱化石燃料、明確な工程を G7環境相声明で環境団体

16日、G7気候・エネルギー・環境相会合を終え、記者会見する西村経産相(右から2人目)。左隣は西村環境相=札幌市
16日、G7気候・エネルギー・環境相会合を終え、記者会見する西村経産相(右から2人目)。左隣は西村環境相=札幌市
  • 16日、G7気候・エネルギー・環境相会合を終え、記者会見する西村経産相(右から2人目)。左隣は西村環境相=札幌市
2023年04月17日
共同通信共同通信

 札幌市で開かれた先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合の成果について、国内外の環境団体が17日までに相次いで声明を公表した。石炭火力発電の早期廃止を打ち出せなかったことを問題視し「化石燃料脱却の明確な工程を示すべきだ」などと指摘した。

 G7は共同声明で「排出削減策が取られていない化石燃料使用の段階的廃止を加速させる」とした。二酸化炭素(CO2)排出が特に多い石炭だけでなく、需要が高い天然ガスも対象に含まれる。

 しかし、いつ、どの程度廃止するのか言及しておらず、世界の環境団体でつくる気候行動ネットワークは「約束は軽薄で抜け穴だらけだ」と切り捨てた。

共同通信共同通信

国内外約100の拠点を軸に、世界情勢から地域の話題まで、旬のニュースを的確に、いち早くお届けします。

https://www.kyodonews.jp/