脱化石燃料、明確な工程を G7環境相声明で環境団体

2023年04月17日

札幌市で開かれた先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合の成果について、国内外の環境団体が17日までに相次いで声明を公表した。石炭火力発電の早期廃止を打ち出せなかったことを問題視し「化石燃料脱却の明確な工程を示すべきだ」などと指摘した。
G7は共同声明で「排出削減策が取られていない化石燃料使用の段階的廃止を加速させる」とした。二酸化炭素(CO2)排出が特に多い石炭だけでなく、需要が高い天然ガスも対象に含まれる。
しかし、いつ、どの程度廃止するのか言及しておらず、世界の環境団体でつくる気候行動ネットワークは「約束は軽薄で抜け穴だらけだ」と切り捨てた。