政府、ミサイル落下情報巡り混乱 北朝鮮発射、初の領域内予測

北朝鮮のミサイル発射を受け、記者団の取材に応じる岸田首相=13日午前、首相官邸
北朝鮮のミサイル発射を受け、記者団の取材に応じる岸田首相=13日午前、首相官邸
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2023年04月13日
共同通信共同通信

 日本政府は13日、北朝鮮が発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル落下情報を巡り混乱した。北海道周辺への落下予測を踏まえ、Jアラートで国民に避難を呼びかけたが、その後訂正。岸田首相は国民の安全確保を最優先にする観点から発令したとして「判断は適切だった」と強調した。ただ、北海道では通勤・通学時間と重なり混乱が広がった。自衛隊によると、日本の領域内へのミサイル落下予測は初めて。

 首相は、訂正に関し「ミサイルがわが国領域に落下する可能性がなくなったと確認されたので、改めて国民の皆さんに情報提供した」と大阪市で記者団に説明した。北朝鮮の弾道ミサイル発射を「国際社会全体への挑発をエスカレートさせるもので、断じて容認できない」と改めて非難した。

 防衛省や内閣官房によると、13日午前7時22分ごろ発射。同55分に北海道周辺への落下予測に基づきJアラートを発令。しかし午前8時16分に、自治体向けの速報システムEm―Netで「落下の可能性がなくなったことが確認されたので、訂正する」と伝えた。

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