ロシア、南部併合地を要塞化か ウクライナの攻勢に備え

4日、ウクライナ・ザポロジエ州で、不発弾を調べる作業員ら(AP=共同)
4日、ウクライナ・ザポロジエ州で、不発弾を調べる作業員ら(AP=共同)
  • 4日、ウクライナ・ザポロジエ州で、不発弾を調べる作業員ら(AP=共同)
2023年04月05日
共同通信共同通信

 【キーウ共同】ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ南部ザポロジエ州メリトポリのフェドロフ市長は4日、ロシアが同市に地雷などを敷設し、防衛を強化していると述べた。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)はウクライナが計画する春の大規模攻勢に備え、ロシアがウクライナ南部を要塞化していると指摘した。

 併合後、メリトポリから退避しているフェドロフ氏は、ロシア軍の地雷敷設で「市民が危険にさらされている」と通信アプリに投稿した。

 メリトポリはロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島につながる交通の要衝で、ウクライナ東部や南部を占領するロシア軍の補給を担う重要拠点。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は3日、ロシアがクリミア半島に複数の長い塹壕を造っていると伝えた。米宇宙技術企業マクサー・テクノロジーズが提供した衛星写真を分析し「予想されるウクライナの攻勢を前に防衛が急速に強化された」と指摘した。

共同通信共同通信

国内外約100の拠点を軸に、世界情勢から地域の話題まで、旬のニュースを的確に、いち早くお届けします。

https://www.kyodonews.jp/
  • 2023年度全国学力テスト
  • 地域再生大賞
  • ふるさと発信
  • 弁当の日
  • 共同通信会館
  • 47PR 知っトク!情報発信!
  • 2023年度全国学力テスト
  • 地域再生大賞