ウクライナ軍、要衝バフムト撤退の動き 戦闘半年超、ロが市街包囲と主張

ウクライナ東部ドネツク州チャソフヤールで、バフムトに向かう通りを走る戦車=2日(ロイター=共同)
ウクライナ東部ドネツク州チャソフヤールで、バフムトに向かう通りを走る戦車=2日(ロイター=共同)
2023年03月04日
共同通信共同通信

 【キーウ共同】ロシアが侵攻したウクライナでの最激戦地、東部ドネツク州の要衝バフムトを巡り、米シンクタンク、戦争研究所は3日、ウクライナ軍が市東部の一部から撤退する可能性が高いとの分析を発表した。英国防省も4日、ウクライナ側にとって最後の主要補給路だった橋が破壊されたと指摘した。

 ロシア側はこれまでに事実上市街を包囲したと主張。同市での戦闘本格化から7カ月。攻防は重要局面を迎えた。

 ロイター通信は、ロシアが掌握すれば、ドネツク州の完全掌握に向けた前進となり、冬以降の攻勢で、最初の重要戦果となると伝えた。ウクライナの副司令官は戦況を「危機的」と認めた。

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