H3ロケット1号機、6日に発射 2月の中断は機器誤作動

H3ロケット1号機=2月17日
H3ロケット1号機=2月17日
  • H3ロケット1号機=2月17日
2023年03月03日
共同通信共同通信

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、新型主力機H3ロケット1号機を6日午前に発射すると発表した。種子島宇宙センター(鹿児島県)から災害状況の把握などに用いる地球観測衛星だいち3号を打ち上げる。2月17日に試みた発射が寸前で中断したのは機器の誤作動による電気トラブルで、プログラムの変更で対応するという。

 6日の予定時間帯は午前10時37~44分ごろ。対応策の有効性は5日に最終チェックする。

 JAXAによると、発射中断は主エンジンを制御する装置への電力が数秒間途絶えたため起きた。ロケットが飛び立つ際に地上設備との電気的な接続を切り離すが、その際に電気的なノイズが生じて誤作動から電力供給が止まった。

 切り離しで生じるノイズが小さくなるようプログラムを変更する。ノイズが小さければ誤作動は起きないことを実験で確認したとしている。

 H3ロケットは主エンジンの開発が難航し、元々は2020年度のはずだった1号機の発射は延期が繰り返されてきた。

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