産経新聞社に記事削除と賠償命令 元宮古島市議巡る記事、名誉棄損

記者会見する元沖縄県宮古島市議の石嶺香織さん=28日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
記者会見する元沖縄県宮古島市議の石嶺香織さん=28日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
2023年02月28日
共同通信共同通信

 沖縄県宮古島市議だった石嶺香織さん(42)が、産経新聞社のインターネット記事で名誉を傷つけられたとして、同社に損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、名誉毀損を認め、11万円の支払いと記事の削除を命じた。

 判決によると、2017年3月22日に公開された記事は、石嶺さんが県条例に違反して県営住宅に入居していると示唆した。古庄研裁判長は、不正入居の事実はなく「基本的な事項について取材を尽くしたとは認められない」と指摘。記事のページビュー数が4万件を超えており、社会的評価の低下の程度は大きいと判断した。

 石嶺さんは17年10月の市議選で落選した。28日の判決後、東京都内で記者会見し、記事公開後にバッシングにさらされたと説明。「デマは罰せられると示せた」と話した。

 産経新聞社広報部は「判決内容を精査し、対応を検討する」とコメントした。

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