燃料電池バスの実験開始 JR九州の日田彦山線

2023年02月08日

JR九州と福岡県、トヨタ自動車などでつくる商用車連合は8日、今夏にバス高速輸送システム(BRT)を導入して復旧させるJR日田彦山線で、水素で走る燃料電池車(FCV)バスの実証運転を行うと発表した。
3者のトップが福岡市で記者会見し、JR九州の古宮洋二社長は「水素は環境問題への武器になる」と語った。2017年の九州北部の豪雨で被災した日田彦山線は、添田(福岡県添田町)―夜明(大分県日田市)間が不通となっており、この区間で今秋から25年春までFCVの小型バスを走らせる。
脱炭素化を進める商用車連合にはいすゞ自動車やスズキ、ダイハツ工業も出資。JR九州との取り組みが第1弾となる。