トルコで地震、50人超死亡 M7.8、複数の建物倒壊

2023年02月06日

【イスタンブール共同】米地質調査所(USGS)によると、トルコ南部ガジアンテプ県付近で6日午前4時17分(日本時間同10時17分)ごろ、マグニチュード(M)7.8の地震があった。震源の深さは17.9キロ。地元メディアなどによると、隣国シリアと合わせ計50人以上が死亡した。がれきに取り残されている人々が多数いるとみられ、被害が拡大する恐れがある。
ロイター通信などによると、南東部シャンルウルファ県の知事は地震で建物が倒壊し、県内で計12人が死亡したと述べた。震源に近いオスマニエ県の知事も、県内で34の建物が崩壊し、5人が死亡したと述べた。
トルコ治安当局者は、南東部ディヤルバクルで17の建物が倒壊し、がれきに取り残された人々がいると述べた。
シリア国営通信によると、同国の北部アレッポ県などで42人が死亡し、200人以上が負傷した。レバノンや地中海のキプロスでも揺れが感じられた。
ガジアンテプ県はシリアと国境を接する地域。付近ではその後、M6.7とM5.6の地震が相次いで起きた。